2012/03/29

「JIDAI MAP MEETING  相当な男・小野篁にまつわるエピソード (第190回 平安ミステリー小野篁 より)」

平安ミステリーな話題が続いておりますが、この度のトークテーマは小野篁(おののたかむら)さん。
平安時代初期の官僚にして学者・文人と非常に優秀な方で、スーパーエリートが選ばれる遣唐使(副使)に任命されるほどの人物でした。(が、病気と称して乗船を拒否。その後罪人として島流しに処せられますが、優秀なので再び呼び戻されてカムバック……こ、これは…相当な人物です・笑)

そんな小野篁さんですが、昼の顔と夜の顔は違っていました。
何とも意味深ですが、昼は高級官僚としてお役所に勤め、夜になると…何と冥府に通い、地獄の閻魔王庁で裁判のお手伝いをしていたそうです。(さすが相当な…)

そんな篁さんが地獄に通うために使っていたのが、六波羅の六道珍皇寺にある井戸です。篁さんは、なんと井戸から冥府に向かい、帰りはかつて化野にあった福生寺の井戸、もしくは千本閻魔堂にあったという井戸をお使いになられていたそうです。

そんな篁さんにまつわる武勇伝……ではなく、お話は調べるともうそれは面白いものが沢山あるのですが、その中でも本日はこちらのエピソードをご紹介したいと思います。

時は小野篁さんの時代からおよそ150年後。紫式部さんの時代になります。
紫式部さん、死後は地獄に落とされた(らしい)ということを皆さんご存知ですか?
罪状は、仏教の五戒の一つ「妄語戒」。
“『源氏物語』という、色恋にまつわるフィクションの物語を書いて人々の心を惑わした…けしからん!”という具合だそうです。

しかし、ここで登場するのが我らが小野篁。
「まあまあ、閻魔大王さま…」(?)ととりなし、間一髪のナイスフォローで紫式部を救ったそうです。

どういった具合でこの伝承が生まれたのかは分かりませんが、現在、紫野にひっそりとこの二人のものといわれるお墓がたっております。

次週は、重大発表!!?
テーマは「我が家の家紋」。

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2012/03/22

「JIDAI MAP MEETING  ご先祖さまをお迎えする風習についてのトリビア (第189回 平安時代のミステリースポット より)」

今回のテーマは、平安時代のミステリースポットでした。
貴船神社や地主神社、一条通・大将軍商店街などなど数多ある“謎”スポットの中で編集長がピックアップした「六道珍皇寺」は昔、あの世とこの世の境界地と言われてきた場所で、平清盛の基礎知識でご紹介したように平家ゆかりの地でもあります。

ここ、六道珍皇寺が一番賑やかしくなる季節は夏。8月13日から始まる京都のお盆では、その前の7日~10日の間にこの“六道さん”にお参りをして、境内の鐘を響かせて「お精霊さん」と言われるあの世にいるご先祖さまの霊を、現世にお迎えに上がるのです。
なので、その時期の界隈は普段の様子しか知らない人が見ると詰めかけている人々の数に(六道珍皇寺のある六波羅のあたりはもともととてもひっそりと静かなのです)びっくりするはずです^^;

さて、そんな「六道参り」でお迎えに上がったご先祖様の霊がお帰りになるのが、皆さんご存知の「大文字・五山の送り火」です。五山の送り火は、その起源や由来について実はよくわかっていません。「いつ、だれが、何のために」始めたのかは、謎のままになっているのです。

ちなみに、現在の大文字は「大文字」、「妙法」、「船形」、「左大文字」、「鳥居形」の五山で行われていますが、明治時代以前には、なんとこの他に「い」、「一」、「竹の先に鈴(竿に鈴)」、「蛇」、「長刀」があり、合わせて十山で執り行われていたのだとか!

五山の送り火は、このほか「大」は人形(ひとがた)、「妙法」はお経の題目、「船形」は精霊舟、左大文字で厄を落としてから「鳥居」をくぐり、あの世に帰られる…という意味などもあると言われています。

掘り返すと、色々とミステリーが溢れかえってきちゃいますね~^^;

来週は、ミステリーの続編!??小野篁に迫ります。

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2012/03/15

「JIDAI MAP MEETING  企画展だよ!全員集合♪ (第188回 日本の文化・書道 より)」

先週のJIDAI MAP MEETINGは、書家「祥洲」さんをゲストにお迎えしての第2回目です。第1回目では、書家として祥洲さんがお好きな弘法大師・空海のお話などをご紹介しました。

とっても知的でウィットに富んでダンディな祥洲さん^^
漢字好きのゴルゴさんもとっても盛り上がってらっしゃいました。

さて、そんな祥洲さんですが、2012年の新作発表と、書道家活動35周年+初個展から20周年を記念した個展「祥洲の墨の世界 ~Back To The Roots~」3月24日(土)~4月1日(日)11:00~19:00(金曜日は20:00まで、最終日17:00終了)を、東京浅草橋のマキイマサルファインアーツ企画展 (2F会場)で開催されます。
祥洲さんのHPでも、情報が詳しく掲載されてますよ^O^♪

漢字を最もくずした書体「草書」にスポットを当てた作品群で構成された本企画。日本独自の「ひらがな」のルーツであるこの文字に、若き日から取り組んできた祥洲さんのルーツを探るとも言える企画ですよね^^

機会がおありになる方は、是非とも伺ってみてください。
とっても、ファンタスティックで素敵なハズ♪♪♪

ちなみに、日本が生みだした固有の文字「ひらがな」はナゼ、どのようにして生まれたのか!!? は、『京都時代MAP 平安京編』にて紐解いておりますので、まだの方、是非!ご覧くださいませ♪

来週は、平安ミステリースポットに迫ります!

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