2010/12/28

【JIDAIMAP MEETINGおさらい】イブの夜は遠山の金さん!

いよいよ、年の瀬になりましたね!イブから本当に寒い毎日です。皆様、風邪などひかれませんよう、お体には気をつけて、良い年の瀬をお過ごしください。
さて、本年のJIDAIMAP MEETINGもあと残すところ2回!イブの夜は、ご存知「遠山の金さん」をお送りしました。バシっと大見得を切るこう、勢いが素敵(はぁと)ですよね♪
そんな桜吹雪の金さんには、実はモデルがいたこと、皆さん存知ですか?金さんは、実際に江戸に実在していた町奉行の遠山金四郎。番組では、時代劇の「金さん」とリアルな遠山金四郎との違いに迫りました。

☆まず予習☆
金四郎の一生~北と南の町奉行を務める~

複雑な家庭環境ゆえ、若い頃から悪所(あくしょ)(遊里や芝居町)に出入り。有
名な彫り物もこの時期に彫ったとされる

文政7年(1824)養父・景善(500石の旗本)が病死した事で家督を相続

小普請奉行、作事奉行、勘定奉行を歴任し、天保11年(1840)、47歳の時、江戸の北町奉行に就任

大目付(おおめつけ)に転出(他の職場へ移ること)させられるが、再び江戸町奉行に返り咲き、今度は南町奉行に。8年間務めあげたあと、嘉永5年(1852)に引退、剃髪する

安政2年(1855)に63歳で生涯を閉じた

☆ホント?ウソ?エピソード☆

時代劇で見る、大きな表札「南町奉行所」はウソ!?
時代劇などで、よく「南町奉行所」といった大きな表札がかかっているが、あれはウソ。江戸時代の役所や武家屋敷には、表札は存在しなかった。時代劇にはこうした実際と違う場面が多い

お裁きの真の姿とは・・・!?
時代劇の「遠山の金さん」では、金四郎は遊び人の「金さん」となって市中で密かに犯罪捜査を行い、あらかじめ事件の真相をつかんでおいて御白州(おしらす)で悪党に尋問を加えていく。そして、あくまでもウソをつき通そうとする悪党に対し、「てめえら、まさかこの桜吹雪を忘れたとは言わせねえぜ」と大見得(おおみえ)を切る。この瞬間、お奉行と「金さん」が同一人物だと知って仰天し、悪党は罪状を認めて一件落着!

が、史実の町奉行は・・・
①裁判時、喉が渇いても茶を飲んではならず、熱くても扇子を使ってはいけなかった。ましてや、立ちあがって入れ墨を見せるなど、許されぬ行為だった
②また、町奉行が容疑者に直接尋問をして自白させることもありえない。取調べでは吟味方与力が牢獄で行い、罪状が固まった段階で容疑者を御白州(に引き出し、町奉行が判決文を読み上げて、お裁きは終了
③疑問に思われる点があるときは、町奉行が吟味方与力を通じて間接的に容疑者に詰問
④時代劇の金さんは、悪党に対し「市中引き回しのうえ獄門」などと即座に判決を申し渡しているが、これも事実とは違う。重刑はあらかじめ幕府の将軍や老中から許可を受ける必要があった

遠山金四郎は裁判上手だった?
史実の遠山金四郎は本当に庶民に味方する名奉行だったのか。御白洲でのお裁きは確かに巧みだったようだ。12代将軍・徳川家慶(とくがわいえよし)は、直接金四郎の裁判を見学したが、その見事な裁き方に感嘆し、彼をほめたたえている

ドラマでは、殺人事件が良く出てくるけど・・・
金四郎が町奉行在職中に殺人などの犯罪行為について、名裁きを演じたという記録は残っていない

有名な金四郎のアノ彫り物は・・・?
当時の資料によると、全身に彫り物をしていたそうだ。ただし、彫り物が桜吹雪だったとは明記されていない。女の生首が髪を振り乱して巻物を咥(くわ)えた絵柄で、グロテスクなものだったという

金四郎の晩年
金四郎は、嘉永5年(1852)に中風(ちゅうふう)(脳卒中の発作の後遺症として主に半身不随となる状態)のために南町奉行を辞任し、剃髪した。最晩年の金四郎がどのような生活を送っていたのか不明だが、ペリーによって幕府が開国した事実は間違いなく知っていたと思われる。しかし、明治の世を見ることなく、安政2年(1855)に63歳の生涯を閉じた

ちなみに…町奉行所の捜査の実態って?
町奉行所の与力・同心は皆が犯罪捜査に携わっているわけではない。警察担当の同心は、一つの奉行所で20数人。南北奉行所あわせても50人足らず。それで50万人を超える江戸の町地で発生する犯罪をすべて担うのは到底無理があった。それゆえ、与力・同心は元犯罪者などを手なづけて、手下として用いるようになった。これがいわゆる“目明し(めあかし)”や“岡っ引(おかっぴき)”だった

年末のJIDAIMAPMEETINGは、1月31日放送!
大晦日の夜、またまたアノ男がやってきます・・・!

2010年12月28日 13:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jidaimap.jp/mt/mt-tb.cgi/302

コメント

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)