2010/12/20

角川歴彦氏の講演会にいって参りました!

こんにちは!新創社スタッフの馬場です。
ここ最近はどんどん日が短くなり、年末のせわしない雰囲気が迫ってきましたね。
寒風吹きすさぶ中、新創社オフィスを飛び出して、去る12月3日(金)に開催された<KYOTO CMEX 2010 コンテンツビジネスセミナー>の取材にいって参りました!


当該セミナーは全4回行われ、私たちが取材させて頂いたセミナーは、第4回目にして最終回。
ご講演者は、なんとなんと、あの『角川グループホールディングス』の取締役会長・角川歴彦(かどかわつぐひこ)氏だったのです!

会場を見渡すと、お客さんはまさに老若男女!幅広い層の方が参加されていました。
当日は「クラウド時代とソーシャル化する社会」をテーマに、昨今の電子書籍の話題や、今後の社会に受け入れられるビジネスコンテンツの姿など、著書『クラウド時代と<クール革命>』の内容も含め、幅広くお話をお伺いすることができました。


また角川会長は来年2011年末に公開される映画『源氏物語』の製作総指揮もとられており、現在製作の真っ最中なのだそうです。
セミナーの最初には映画『源氏物語』の大変貴重な製作風景のお写真を見せて頂きました。

滋賀県の琵琶湖畔に建てられた巨大なセットは、美しい平安絵巻の世界がこの世に現れたかのような豪華絢爛さ。
光源氏と頭中将(とうのちゅうじょう)の二人が青海波(せいがいは)という舞を披露するシーンの繊細さ、優美さは、思わず息をのむほど!
個人的に、源氏物語の登場人物の中では六条御息所(ろくじょうのみやす(ん)どころ)が好きなのですが、田中麗奈(たなかれな)さんが演じられる六条御息所は、美しくも恐ろしげなクモの巣柄が全面に描かれた着物をまとっておられました。
これは京都出身の日本画家・上村松園(うえむらしょうえん)さんが描いた六条御息所像からインスピレーションを受けて作られたものだそうです。


角川会長は、主人公・光源氏を演じる生田斗真さんについて
「2010年2月に公開された映画『人間失格』の主人公を演じる生田さんを見て、この人こそ光源氏を演じるにふさわしいと確信しました。」
と大絶賛されていました。
この映画のセットや時代背景を含む細部の設定資料を御覧になった歴史学者・朧谷寿(おぼろやひさし)先生(同志社女子大学)は
「大変精巧で、平安時代の貴族の屋敷がそのまま現代に現れたようだ」
と驚かれたそうです。
専門家も感動した映画『源氏物語』に、ますます期待が高まります。


実は今回、講演会の前に様々なメディアが集まった取材の場が設けられ、そこで角川会長の京都に対するお考えの一部をお伺いすることができました。
大企業の会長さんってどんな方だろう…と、ガチガチに緊張しきっていた小心者・馬場でしたが、実際にお目にかかると、角川会長は貫禄がありつつも大変朗らかで気さくな方で、終始笑顔にジェスチャーを交えながらお話しして下さいました。


【朗らかにお話しされる角川会長】


角川会長がおっしゃるには「京都は今尚インフラが弱い」とのこと。
「いつまでも待ちの姿勢ではいけないんじゃないかな。たとえば、せっかく平安時代の貴族の館の遺構が発見されたんだから、それを埋め戻したりしないでガラス張りにしてミュージアムのような展示をするとか、ローマの街並みのような見せ方ができればいいのにね。奈良も1300年祭で大極殿をつくって、あれだけ多くの人々の関心を集めたことから考えると、平安京の最初の姿を(京都に)来た人にわかってもらえるようにできたらよいかなと思います」
などなど……その他にも興味深いお話しをいろいろとお伺いすることができました。


私事で大変恐縮なのですが、小学生の頃から角川ブランドの名著達の大ファンでして、常日頃から並々ならぬ想いがございました(正座)
もちろん今も我が家の本棚には、燃えさかる「鳳凰」のマークがずらっと並んでいます!!
そのような訳で、角川会長様にお目にかかった瞬間の感慨もひとしおでした。


弊社・新創社では、2008年に『源氏物語千年紀 記念ガイドブック 源氏物語を歩く旅』を出版し、過去FM歴史プログラム「JIDAI MAP MEETING」にも取り上げてきました。来年もさまざまな時代を取り上げる中で、また源氏物語の話題にもクローズアップしていきたいと思います。

映画「源氏物語」は来年2011年末に公開予定ですが、あと一年間、期待に胸をふくらませて辛抱強く待ちましょうね。
乞うご期待です!

2010年12月20日 21:54

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