2007/04/20
京美人のマストアイテム?(2007/04/20更新)
こんにちは、時代MAP編集部の山脇です。
今日は外を歩くと汗ばむくらいの陽気でしたね。
私はといえば、いよいよ来週、奈良時代MAP発売だ~!と思うと、ついつい歩く速さはいつもの3割り増し。汗だくになりました(^^;)
さて、これって何かわかりますか?

↑そう、京紅です。
実はこれ、現在製作中!!の『京都時代MAP-伝統と老舗編ー』のために、取り寄せたものなんです。撮影の為、借りるだけのつもりやったんですが、ついつい物欲に負けて買取してしまいました。。。
ウキウキしながら、ちょうど指輪のケースくらいの箱をあけてびっくり。
紅は“おちょこ”の内側にうっす~く塗ってあり、なんか色がラメがかった緑色なのです。まるでカナブンの背中のような輝き。これを少しずつ水で溶かすと、少しピンクがかった紅色になります。使用感は意外とのびよくしっとり。ちょっと絵具を塗ってる感触です。

↑
もっとたっぷり入っていると思っていた。驚愕・・・。
この京紅、かつて「金一匁が紅一匁」といわれるほど、高価なもので紅を指すことが女のステイタスだったとか。そして現在は生産までの手間隙と希少性から、昔と同じくとても高価なものになってしまい、本を作っている最中に分かったのですが、『かづら清』さんで現在販売中のものを最後に、本物の京紅は姿を消すようなのです。まさに本を制作している最中、伝統文化の一つが消えていくことはとても寂しく思いました。
万葉集の一首に
「紅の深染めの衣色深く染みにしかばか忘れかねつる」という紅に関する句があります。ちなみに句の訳は
「紅で色濃く染めた衣みたいに、色濃く心に染みたのだろうか、あの人のことが忘れられない」といった意味。かつての都人は紅で自分の思いの深さなどを表現し、それは今も昔も変わらないなあと感じました。
そして、本を作ることの使命感について、まだまだひよっこなりに学んだのでした。
2007年04月20日 19:19
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